aqualovers

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 寄り添う二つの影。
 遠くからは一つの影に見えるだろうか。
 ぼくたちはひとつになれているのだろうか?
 他愛も無い考えにつらつらと思いを巡らせる。
「ねぇ……」
 見上げれば何処までも続く満天の星空。星々が今にも降ってきそうだ。星に押し潰されそうな恐怖と、星空を一人占めできる快感に酔いしれる。
 彼女はぼくの呼びかけに、小さく首を傾げた。なに、と言葉に現れない問いをこちらに投げかけて。
「このまま――ずっと一緒にいようよ」
 この夜空が消えてしまっても。
 世界が闇に閉ざされても。
 ずっと、ふたりで。
 例え世界から弾き出されて永久の暗黒を彷徨おうとも……。
 星空に溶けるようにひっそりと生きよう。誰もぼくたちを知らなくていい。だれも干渉してこない場所で、二人だけが存在できる空間で。
 何処でもいい。何処か知らない土地へ。二人で。ふたりだけ、で。
「全部捨てて……」
 何も持たずに行こう。
 ただ互いの存在を確かめ合って、それだけでいいから。


 応えは返らなかった。
 代わりに――――小さな頷きと、はにかんだ笑みを手に入れた。




――終。


あとがき


 以下、思いっきりネタバレしてます。ご注意下さい。
 何だか良くわからんものを(核爆)。えーとですね。ゼロリナ裏の話(核爆/書きあがればその内裏にアップします……)を書いている時に、同じ曲(T.M.Revolutionの「AQUALOVERS-DEEP into the night」という曲です)をベースにしたフィブリナを書きたくなって。書いたらこのザマ(滅死)。すみませんすみません(平謝り)。世界観は原作スレイヤーズのクセしてフィブ生きてるし……なんか二人はラブラブ甘々だし(笑)。パラレルということで一つ許しておくんなまし(……)。
 この短さで書棚アップって……オニ?(涙)

 お粗末様でした……。読んで下さった方に多謝。

 

 

稿了 平成十二年七月三十日日曜日
改稿 平成十二年八月二十二日火曜日