プロミス
さようなら、なんて言わないわ。
別れの言葉なんて必要ない。
またいつか会えるのだから。
これが永遠の別れではないのだから。
なんだかんだとドタバタしてた毎日。
一日たりとて同じ日はなかった。
緊張や恐怖、不安を覚えた時もあったけど。
過ぎ去ってしまえば懐かしい。
食事ごとに繰り返される争奪戦も、
明日からは見られないと思うと淋しくなる。
夜にこっそり宿を抜け出して行った盗賊狩りも、
明日から一緒に行けないと思うと物足りない気もする。
それでも思い出せば笑みを浮かべられる。
楽しかったと心から言える。
これからはもうないのだと悲嘆に暮れるのではなく。
今までの時を糧にして生きて行ける。
あなたと出会えた奇跡は無駄にならない。
あなたが教えてくれた言葉も想いも何もかも。
みんなみんな無駄にならない。
無駄に、できない。
ねえ、あなたは明日をどう思っているの?
明日待つ波瀾をどう受け止めるの?
そう問えばきっと笑って言ってくれる。
「明日の事なんてわからないわ。わかっちゃったらつまらないじゃない」
「きっとなるようになるわよ。これまでそうだったんだから、これからだって」
「波瀾だろうが何だろうが、前を向いて歩いていれば何だって乗り越えられるわ」
知ってたかしら。
わたしは――いいえ、わたしたち、は。
あなたの笑顔があったから、あなたに付いて来たのよ。
あなたがすべての始まり。
あなたがいてくれたから、何もかもが上手くいったのね。
あなたが見つめる先に何が待ち構えているのか。
大方、想像に違わないでしょうけれど。
どうか幸が舞い降りて来ますように。
あなたがあなたらしい生をこれからも歩めますように。
さよならなんて言わないわ。
別れの言葉なんて必要ない。
またいつか会えるのだから。
これが永遠の別れではないのだから。
さようならなんて言わないわ。
明日から顔を見れなくなっても、声を聞けなくなっても。
顔を声を、毎日味わってきた、あとになれば笑える苦労を。
忘れる頃に、きっとまた会える。
だから――ね。
いま口にするのは再会の約束。
また会いましょう。
絶対に会いましょう。
手を差し出して強く握って。
一時の別れを惜しむだけでいい。
さようならなんて言わないわ
涙なんて見せないわ。
この道を歩んで行った先に待つあなたの笑顔を期待して。
守られるであろう約束に胸を躍らせて。
「じゃあ、またね」
堅い約束はいつか必ず守られるの――――。
まあ予想違わずといったところでアメリナ。最後の方、少し「ONE」入ってますな。B'zの。
てゆーかONEを聴いていて思い付いたのかな? あんまし覚えてないなあ……書いた当時のこと。
てことで、当時このスペースに書いていた文章を以下、そのまま抜粋。
8巻後のアメリアをイメージ。きっとこんな事を思ってたのでは、と。それと15巻で出てくるのがアメリアだったらなという期待とかを色々込めて。
一番出て来て欲しいのはゼルだけど、何しに出て来たんだっつーよーな登場なら、一部のキャラも故郷の姉ちゃんも出て来て欲しくないなとか思ってみたり。
――とか書いてたんですね。えぇ、この頃はまだ15巻発売されてませんでしたしね。